5月の晴れた日、ふと思い立って川越市へ向かいました。

家の中にいた時は「暑くも寒くもない、ちょうどいい気温かな」
なんて軽く考えていたのですが、外に出た瞬間に思い知らされる。普通に暑い。これはもう完全に夏到来(笑)

駅まで自転車を漕いだだけでじわっと汗が滲む。まだ5月中旬なのが信じられないし8月の猛暑が想像できない。

地元の上越では浴びたことが無い関東特有の容赦ない日差し。毎年巡りくるありえないほどの酷暑を味わってはあの苦しみを忘れてしまう。というか、近年は忘れないとやっていけないほどの気温と湿度だと思う。

だって災害級に暑いって、人が住める・生活できる基準をもう逸脱していると思うのですよ。もういっそのこと大きいドーム的なの作らないと生活できなくなる日が来るんじゃないかな…
なんて未来のディストピア的な妄想をしつつ電車で移動。

ホームで乗り換えをするときにちょうど急行電車が来た時の小さな幸福感。こういうタイミングが良い日は、それだけで少し嬉しくなります。

電車に揺られながら「そういえば最近、ちゃんと電車移動してなかったな」とぼんやり考えます。隣の外国人観光客の会話がかなり賑やかだったので音楽を流して本を開く。文字に集中していると移動時間はあっという間に過ぎました。

停車駅の「川越駅」と「川越市駅」、名前が似すぎて毎回混乱する。とりあえず終点で降りれば間違いないか…と思ったので川越市駅で下車。

朝から何も食べていなかったので、駅から徒歩1分ほどのフランス料理店「カテリ」さんへ。
雑居ビルの2階にあるお店で、最初は場所が分からず少し不安に。でも入口前まで行くとちゃんと看板が見えて一安心。
限定7食のランチプレートを注文しました。キッシュ、じゃがいものグラタン、野菜のお料理などがワンプレートに美しく並んでいて、それだけで気分が上がります。

本当はコーヒーを頼みたかったけど、街歩き用に取っておきたかったのでオレンジジュースで我慢(笑)
ほぼオープンキッチンなので調理風景が見えるのも楽しいし、窓から電車が見えるのもなんだか川越らしくて良い。

中でも衝撃だったのがフライドブロッコリー。カリカリ、ほろほろ、不思議な食感で「ブロッコリーってこんな美味しくなるの!?」と感動しました。
料理の温度感も絶妙で、「この高クオリティな内容をこの価格で食べていいんですか……?」と思うほど満足度が高いランチでした。

食後はコーヒーを調達して川越氷川神社方面へ。

駅から神社までは徒歩30分以上。

最近あまり歩いていなかったので、ちょうどいい運動です。

途中、素敵な建物を見つけて立ち寄ってみると、「日本聖公会川越キリスト教会」でした。

教会内を見学でき、タイミング良くパイプオルガンの演奏まで聴けてしまいました。旅先で偶然こういう時間に出会えると嬉しいですよね。

汗だくになって甘いものを欲した私は老舗和菓子店「龍月」さんへ。

抹茶の葛プリン、笹葛まんじゅう、河越茶、そして葛を使った“溶けないアイス”「涼しん棒」を注文。

全て店内で頂きます!と店員さんに伝えると少し驚かれました(笑)(そりゃそうだ)

このスイーツたちがもうね、びっくりするほど美味しかった。

特にさつまいも味の涼しん棒。

ねっとりした甘さと葛のもちっと感、ひんやり感が全部合わさっていて最高。しかも溶けないので食べ歩きしやすい。

川越に行く方はぜひ一度ご賞味あれ。

……ちなみに、氷川神社で最後の1/3を地面に落としました。

悲しい。ちゃんと回収しました(笑)

アイスって最後のほう急に難易度上がりませんか。私だけ?

目的地の「川越氷川神社」はさすが有名観光地という感じ。

風車や絵馬の通り、神聖な雰囲気漂う裏道、フォトジェニックな照明の通りなど・・・

フォトスポットがとにかく多く、歩いているだけでも楽しいし写真を撮る手が止まりません。

神社の厳かな空気感もありつつ、どちらかというと「観光スポット」としての魅力が強い印象でした。

そして、とにかく外国人観光客が多い。

長野の白馬村もそうですが、「ここ本当に日本?」と思うぐらい海外の方がいる場所、最近かなり増えましたよね。

良い悪いではなく、「時代変わったな〜」という感覚。

次に来るときはもっと静かな早朝に来てみたいですね。調べたら朝8時から開いているようです。開館時間早い…!

その後は食べ歩きを求めてふらふら。

「芋屋初代仙次郎 川越元町店」で仙次郎ソフトを注文。

さつまいもソフトにクリームチーズクリームをトッピングしました。

写真以上に可愛いビジュアルで感動。

しかも味もしっかり美味しい。チーズクリームが濃厚で、ちゃんと“作り込まれてる味”がする。

隣に座っていたおじさんも同じソフトを食べていて、なんだか可愛かったです。

帰りはバス停が見つからなかったり、目の前でバスを逃したり、完全にバス事情に翻弄されました。

しかも降車駅が「本川越駅」と「川越駅」がまた紛らわしい。

地域によってバス文化違いすぎませんか。後ろ乗り前降りだったり、その逆だったり。

全国統一してほしい(笑)

木曜定休のお店も多いのか「CLOSE」の看板をかなり見かけました。

もっと色々見たかったけど、途中から完全に体力ゲージが赤点滅。
本当は美術館も行きたかったけど断念です。

それでも4時間足らずでかなり満喫できた気がする。
遊び心のある街並みやデザインも多くて、歩いていてずっとワクワクしていました。
そして帰宅後。
ドラマ「Woman」を観て、完全に心を持っていかれました。
坂元裕二作品って、“行間を読む時間”そのものが尊い。

「カルテット」「花束みたいな恋をした」「大豆田とわ子と三人の元夫」。
私はこういう、“観る側が読み取って完成する作品”が本当に好きなんだと思う。
でも家族には、多分刺さらない(笑)

同じ映像を観てるのに、見てるポイントが全然違う。
「なんでおすすめしてくれないの!」って言われるけど、いや、多分ハマらないんよ……ってなる。

逆に家族は、ジブリ映画を何回も観ない。
私は金曜ロードショーで何回でも観たいタイプ。
同じ家族でも、コンテンツの楽しみ方ってここまで違うんだなあと改めて思いました。

分かりやすく面白い作品も好きだけど、
“読み解く余白”がある作品は、もっと好き。
だから何回も観たくなるんでしょうね。
色んな楽しみ方があって面白い。

そんなことを考えながら、ブログを書き終えて眠りにつきます。
川越、まだまだ回り足りない。
また行こう。


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